金魚と温泉とワイン

【概要】
★プリン体の代謝異常により体内に尿酸が異常に蓄積して生ずる疾患
★痛風結節、慢性関節炎、腎障害、尿路結石などを生ずる
血中尿酸濃度が、6.5mg/dlを超えると尿酸が結晶・沈殿する
この値に男女間の差はない

【分類】
一般的には次の２つに起因する
①尿酸過剰生産
②腎臓における尿酸排泄低下

【危険因子】
痛風は治療過程で血管病変を起こすことが専門医の間では一般的
虚血性心疾患→心筋梗塞へと進行するリスクが大きい

【最近の考え方】
昔は「ぜいたく病」なんて言われたが．．．
下図を見る限り、低プリン食はあまり意味がない＾＾；

まず、減量する。
アルコール、ストレス、フリーラジカルによる細胞膜の崩壊亢進が
痛風の本態と捉えればイイかも

【その他】
高血圧症の方へ
治療に当たってサイアザイド、フロセシド系の降圧利尿剤を服用している場合
高尿酸血症を増悪させることがわかっている。薬の種類を変えた方がよい。

【分子栄養学的アプローチ】
プリン体から尿酸を作る物質が「キサンチン」、「キサンチンオキシターゼ」
これらの阻害因子（インヒビター）がビタミンＣと葉酸
不必要な尿酸を作らせないように働く
※葉酸が不足するとＭＣＶが大きくなる（１００を超える）、酒飲みに多い